元禄2年に開業して以来、330年以上に渡り太鼓や神輿の製造販売に注力してまいりました。
その間、震災や戦争などの辛い出来事もございましたが、町の皆様のご尽力により
伝統行事である「祭礼」は今日まで続けられております。
これまでご愛顧いただきましたお客様に感謝の念を持ち、社員・専門職人と力を合わせ、
微力ながら皆様のお役に立てられるように一層精進いたします。

南部屋五郎右衛門 年表

1689
江戸浅草新町にて開業
江戸浅草新町にて開業

元禄2年(1689年)、浅草新町にて太鼓屋として開業いたしました。 当時より浅草北東部は皮産業が集まり、太鼓屋も数軒存在していたと言われております。 現在でも太鼓屋の他、靴やベルト・バッグなどを卸売り販売している店舗が多数存在しております。

1923
第12代南部屋五郎右衛門就任
第12代南部屋五郎右衛門就任

12代目 石渡 進は、震災や第二次世界大戦という激動の時代の中で太鼓や神輿の製作に精進してまいりました。 戦後の復興で、数多くの太鼓や神輿を製作させていただき、「少しでも皆様のお役に立てたのなら、これ以上嬉しいことはない」と申していたそうです。

1955
新宿五丁目 玄海本店様に納めた太鼓
新宿五丁目 玄海本店様に納めた太鼓

こちらの太鼓は昭和30年代、新宿の靖国通り沿いの「水たき玄海本店」様に納めた太鼓でございます。太鼓の革の直径は120cmを超える大きな太鼓です。 昔は太鼓を叩いてお客様をお出迎えしていたそうです。現在でも店内で飾られております。

1974
芝・大本山増上寺様にダ太鼓(火炎太鼓)を納入
芝・大本山増上寺様にダ太鼓(火炎太鼓)を納入

昭和49年に納入したダ太鼓は皮の直径が約140cm、総高さは5mを超えます。現在も大殿にてお使いになられております。

1975
第13代南部屋五郎右衛門就任
第13代南部屋五郎右衛門就任

昭和50年就任。幼い頃からお祭りが大好きで、数多くの町で御神輿を担がせていただきました。出逢った方々とのご縁を大切にさせていただくことをモットー としております。現在も祭り談義をするのを楽しみに、お客様と接する時間を大切にしております。

1976
台東区元浅草にて営業開始。神輿・太鼓・獅子頭の他、祭礼用具・御宮・神具・仏壇・仏具の販売
台東区元浅草にて営業開始。神輿・太鼓・獅子頭の他、祭礼用具・御宮・神具・仏壇・仏具の販売

昭和51年、上野と浅草を結ぶ浅草通りに面した店舗での営業を開始いたしました。神輿や太鼓、祭礼用品の他、御宮・外宮・仏壇も販売させていただいておりました。

1989
花園神社に雷電神輿納入
花園神社に雷電神輿納入

平成元年納入の雷電神輿納入は、本社神輿より良い物を作っていただきたいとのご要望に沿い、金物は地金の厚いもので製作いたしました。

1994
今戸新工場完成
今戸新工場完成

戦後建設した旧工場の老朽化により、平成6年に新しい工場を建設いたしました。神輿本体、担ぎ棒などの神輿関連商品、太鼓の製造などを行っております。

2002
現在の社屋完成
現在の社屋完成

平成14年完成。神輿や太鼓についての販売及び御相談を承っております。 また、獅子頭や鉦・笛・提灯などの祭礼用品、神棚・御宮の販売を行っております。

2018
第14代南部屋五郎右衛門就任
第14代南部屋五郎右衛門就任

平成30年就任。お客様がお困りの時にできるだけすぐに対応させていただくことをモットーにしております。祭りという大切な文化を未来へ繫いでいけるように、精進してまいります。

2019
台東区江戸創業事業所として顕彰
台東区江戸創業事業所として顕彰

江戸時代に創業し、永年に渡って台東区の産業に貢献させていただいた事業所として、令和元年に顕彰を受けました。 これからも、町の皆様のお役に立てますように、精進してまいります。(写真提供:台東区)


〒111-0041 東京都台東区元浅草2-10-10

営業時間 9:00-〜17:00
定休日 毎週水曜日

東京メトロ銀座線 稲荷町より駅徒歩1分
首都高上野出口より約5分